スキップしてメイン コンテンツに移動

丸マグロからシーチキン作る

貰ったマグロを持て余す


皆さん三連休いかがお過ごしですか。
ぼくは珍しく釣りにも行かず家に居たのですが、ひょんなことからマグロを丸々1尾手に入れました。釣りネットワーク恐るべし。


ばーん!マグロです。
細かいこと言うとビンチョウマグロ。現地では「トンボ」と言うみたいですね。三重県沖で一本釣りされたシロモノで、5~6kgは超えているはず。
並べてある出刃包丁が刃渡り16.5cmなので70cm弱くらいでしょうか。(ちなみにこの出刃包丁はまさにマグロが来たのと同じ日に届いたもの。包丁の話はまたいつか。)

どうも2/9に志摩沖でこのトンボ祭りがあったようで、群れに当たると船中爆釣。ジグを入れるとシャクる前にフォールで食っていた……とのこと。なんだよそれ、そんなのSHIMANO TVでしか見たことないぞ。

どうしてぼくが行ってない時に限って魚が釣れるんでしょうね?

とりあえず日本人なので魚は刺身!と意気込んで大トロ中トロ赤身(ビンチョウマグロは赤くないけど……)を食べてみるものの、なんとも微妙。ねっとりもちもちしてて味が薄い。
調べてみると海外ではソテーしたり火を通して食べることが多い魚種だとか。またかの有名なツナ缶の正体はコイツ(である場合も多い)とのこと。やはり生食は微妙なのか。
このまま微妙な刺身を5kgも食べたら病気になってしまうので、ここは潔く火を通して頂くことにしてみましょう。

素材も工程も至ってシンプル


さて、ツナ缶と言えば食べたことがないという人はまず居ないほど一般的な缶詰ではないでしょうか。
一方で意外とその作り方を知っている人は少ないはず。そもそもツナ缶という名前からして「缶詰で買うもの」というイメージですよね。


しかし少し調べてみるとそのレシピは案外単純です。用意するのはマグロの冊(別に刺身の残りでも良いです)とにんにく、オリーブオイルだけ。あとはお好みでハーブ類。
今回は少し香りよくしてみようという魂胆でローリエも用意しました。

※ただし丸マグロを自分で捌く前提になると難易度が跳ね上がるので注意してください。家庭用の三徳包丁だけで解体するのはほぼ無理です。大人しくスーパーでマグロ買いましょう。


手順は大まかに言うと下記の通り。

・マグロの冊に塩を振り20~30分放置
・マグロから出た水分をペーパーで拭き取り
・マグロと潰したにんにく、ローリエを鍋に入れ、材料が隠れる程度までオリーブオイルを注ぐ
・鍋を火にかけて沸騰し始めたら極弱火で20~30分ほど煮込む

以上で完成です。粗熱を取ってタッパに移したあとは冷蔵庫保管。ただしオリーブオイルは冷蔵庫で保管すると白く濁ってしまうので常温保存の方が良いかも。
塩蔵等していないので早めに食べる前提ですけどね。

市販のよりうまい


肝心のお味の方は、なんと市販のツナ缶を凌駕する出来栄え。
味付け自体はほぼ塩のみで、そこにマグロの味わいが加わる感じ。正直ここは市販品とそこまで変わらない気がします。作り方次第ですかね。


全然違うのはその食感。どうも市販のツナ缶はボソボソしていて噛んでいるといつまでも残るような口触りで苦手なのですが、今回作ったものはホロホロで柔らか。
特に軽く炒めてからもそのホロホロ食感をキープしていたのには驚きました。ジューシーさが残っていると言うか。とにかく非常に美味しいです。

作るの簡単で非常に美味しく、かつ他の料理にも色々使える材料にもなるので個人的には非常におすすめ。
半額になった安いマグロや刺身の残りでお試しで作れるのも嬉しいですね。

おまけ


火を通す食べ方ということで、ピカタ(小麦粉まぶして卵からめて焼くだけの超簡単な料理)にしてみました。


こちらもびっくりするほどうまいです。鶏肉感がすごくて、「お前ほんとに魚か?」って感じ。シーチキンとは言い得て妙です。
釣った魚は基本的に刺身やカルパッチョで食べていましたが、火を通す方が美味しい魚も居るというのはいい勉強になりました。

コメント

このブログの人気の投稿

ジムニー JB23W リアシート取外し

なぜリアシートを外すのか スズキジムニー(JB23W)は基本的に4人乗りですが、リアシートを倒して荷室を作ることが可能です。 しかし元々狭い車内、シートを倒してしまうと荷室の幅や奥行きはともかく、高さが足りなくなりがちです。 このシートの上に板を敷いたりしても、成人男性があぐらをかいて頭がぶつかる程度の高さしかありません。 そこで巷でよく行われているのがリアシートの取外し。これで積載量、快適性、作業性、全てが向上します。 失われるのは登場人数だけですが、そもそも僕は普段人を乗せないので何の問題にもなり得ません。無敵です。 ※リアシートの取外しにより登場定員等の変更が必要な可能性もあります。またシートを取外した状態での荷室への乗車は危険です。事故の際などトラブルの原因にもなりますので自己の判断で行ってください。 取外し作業 必要な道具はレンチとドライバーのみ。 まずはリアシートの座面を取外します。 座面と言ってもウレタンフォームのカタマリみたいなもんです。座面の両サイド前部を上に引っ張れば外れます。 次に背もたれを取外します。 背もたれの中央下部、ボディへの取り付け位置にあるプラスチック製のガワを取り外すと4本のボルトが出てくるので全て取り外します。 今回適当なサイズのレンチが無く、やむを得ずモンキーレンチで外したのですがかなりしっかりと締め込まれいるので適切なメガネレンチ等で外すことをおすすめします。 シート背面に回り、両側のシート(表面がややこしいのですが、シート背面に張ってあるシートですね)をめくるとボルトが顔を出します。これも取外し。 これでリアシートの取外しは概ね完了です。後は座面とシート側面の固定金具を外せばおしまい。 座面の固定金具はプラスネジなのですが、恐ろしく硬いのでドライバーにモンキーをかけて外しました。 シート側面の固定金具はボディから飛び出たボルトにナットで固定してあります。 正直このボルトは邪魔くさいのですが、シートを戻す際に必要なのでこのまま残します。 作業は以上ですが、ジムニーは乗用車なので荷室の底面は凸凹でこのままの使用はちょっと不便です。そこで次回は底面パネルを自作してフラット化をしてみようかと思います。今回はここまで。

オシアジガー2000番にPE1.5号はどれだけ巻けるのか?

 立ち上がれ左巻きの諸君 中深海ジギングから徐々に深海へ軸足を移し出したジグマンがぶつかる大きな壁。 そう、「糸巻き量の壁」と「左巻きの壁」です。 水深600mを超えるポイントでアコウダイなど比較的大きめの魚を狙うようになると、地域にもよりますがPE1.5号~2号のタックルが必要になってきます。 高切れ対策で水深の2倍以上はラインを巻きたい、という欲望を満たすためには「PE1.5号1200m巻けるリール」を探す必要が出てくるわけです。   そこは世界のSHIMANOさんがバッチリとカバーしておりまして、泣く子も黙るオシアジガーに3000番と4000番がラインナップされとります。 …右巻きモデルだけね 以前からシマノは左巻きモデルだけ出るのが遅いとか、在庫が無いとか、左巻きユーザーに非常にカラい対応をすることで有名ですが、ラインナップすらしないとういのはあまりに冷たい。 まぁそれだけ左巻きでジギングやってる人が少ないという事なんでしょう。悲しいね。 というわけで、前置きが長くなりましたが、今回は左巻きジガーの最大サイズ2000番にPE1.5号がどんだけ巻けんねんという全国の皆さんの疑問にお答えします。 ちなみに1.2号は余裕で1200m巻けますので、ご安心ください。 2号1200m巻ける左巻きがほしい!という人は大人しく高い別メーカーのリールを買いましょう。 とりあえず1200m巻いてみよ 用意したラインはお馴染みのSUNLINE ジガーULT 1.5号 1200m巻です。 こいつをとりあえず水に漬け込んでからテンションバチバチで巻いていきます。 当然下巻きはゼロ。空回り防止のナイロンラインを数十cmだけFGノットで接続してから巻き始めです。 30分くらいかけて1200m無理やり巻いたのがこちら。 うーん、クラッチ側、スプールエッジが見えません。ヤバい雰囲気です。 反対側は若干スプールエッジが見えてます。チラ見せ程度ですけど……。 心が不安になってくる画像です。リールフット側のクリアランスは数ミリもありません。 実釣→即トラブル とりあえず使ってみっか!と言うことで無謀にも実釣行に持っていってみました。 【釣行メモ】那智勝浦 キンメジギング ところが現場についてタックル準備をしてすぐにスプールからPEラインの切れ端が飛び出ていることに気が付きます。リーダー結んであるか

オシアジガー2000番 深海仕様ロングハンドルに交換

 正解は筋肉です 深海はつらいです。 何がつらいって回収。水深800mから900gのジグを回収するのは控えめに言っても超しんどいです。これをどうにか楽にしたい。せめて帰りの運転で手が震えるようなことは無いように……。 しかし結局のところ物を言うのは筋肉で、小手先のテクニックよりも上腕の太さが正義です。 これから小賢しいリールカスタムの紹介をしますが、聡明なアングラーなら今すぐスマホを捨てて筋トレをしましょうね。 でもでもそんなこと言っても努力せずに楽して深場の釣りがしたい!という最低なアングラーの皆様にはロングハンドル。そうロングハンドルなんです。 はい完成形がこれ。 泣く子も黙る激安ブランドゴメクサス。お金のある人はリブレとか買えばいいと思います。 今回はとにかく安く長くするのを目標にして、お値段の張る削り出しアルミハンドルアームではなくてカーボンハンドルアーム仕様をチョイス。 軸間距離は120mm、純正が95mmなので実に25mmの延長です。 一般にジガー2000番クラスだと110mm程度の延長がバランス良いと言われていますが、なぜかAmazonで一番安いのがカーボンの120mmだったので即決。(だってノブ込みで2990円ですよ!)   届いたものをジガー純正と比べてみるとびっくりするほど長いです。 さっそく取り付けいってみましょう。 相変わらず簡単な取り付け 純正リテーナー外して 固定ナット外して ※逆ネジ 純正ハンドルアーム外して ゴメクサスのリテーナー外して ※2穴で長さ選べる というお手軽作業です。なおハンドルアームにはハンドルノブも付属しており、最初から組み上がった状態で届くのでハンドルノブの取り付けは不要でした。 付属のナットはイケてない ただしここで注意点。 ゴメクサスのリテーナーを使うためには付属の袋ナットでハンドルアームを固定する必要があるのですが、この袋ナットは深さが足りなくてそのままでは使えませんでした。 グローバルな製品なので、そのうちシレッと改善されるかも知れませんが僕の買った2つはどちらもNG。 一応SUS このようにハンドルアームとドラグノブの間にM8のSUSワッシャーをスペーサとして2枚噛ませる事でどうにかなりました。あまり見栄えの良いものではありませんが、使えます。 これが問題の袋ナットちゃん なおリテーナーは裏返して取り付ける